フランクリンメソッドの教授法と学び場

フランクリンメソッドの教授法の特徴

フランクリンメソッドの教授法の特徴は、知識や経験のあるエキスパートから教えを乞うという形態をとらない「生徒中心」であること、実践によって学ぶこと、自身についてまず学び、自分が自分のエキスパートになることで変化の達人になっていくことなどがありますが、具体的には下記のような方法を使います。

モデルを効果的に用いる

3次元のムーブメントを解りやすく理解するために、骨格模型、様々なモデルや小道具を使い、様々な感覚器を介在させて学ぶシステムを確立しました。
フランクリンメソッドが用いる典型的なモデルは、赤ちゃんのおもちゃを使ったテンセグリティモデル、リバウンドを示すスプリング、筋肉のリリースのイメージに用いる大きなスポンジ、拡大する骨盤モデル、鎖、柔軟な板、エラスティックバンド、可動骨盤模型等の骨格模型など、イメージをわかりやすく、印象づけるものを沢山持っています。

イメージしながら動く

得た情報を実体験、実感するために、フランクリンメソッド独自の「ダイナミック・イメジェリー」を用い、多様なイメージを持ちながら動きます。
フランクリンメソッドのよく知られているダイナミックイメジェリーの例は、僧帽筋などの筋肉へのスポンジのイメージを使ったリリース、質感をもたらす肩甲骨の石鹸、バランスにフォーカスした大腿骨頭のブイなどがあります。

タッチを使って動く

フランクリンメソッドでは、自分の身体に触れ、タッピングやストローキング(撫でる動作)、フランクリンボールの使用などを通じて、身体の固有受容感覚に働きかけることを早くから行っています。
これは、脳神経系を介在させる身体情報の有効なインプットであり、現状改善のためには欠かせませんし、実際のタッチは心身を統合する第一歩でもあります。

望む状態へ変化するための適切なキューイングをする

一時的な変化のみならず、よりよい状態を継続するために、フランクリンメソッドでは特定のキューイングを一貫して使っています。
いかに参加者や生徒が自分の動きに意識を向け、変化に気づいていけるかは、指導者の適切なキューイングに左右されます。
メンタルな効果を高めるキューイングや、解剖学的、生体力学的キューイングなどが、フランクリンメソッドでは効果的に使われています。

使用する道具は自分の身体とフランクリンボール、フランクリンバンド

大きく高価な道具の使用は、フランクリンメソッドを学ぶために必要ありません。
どこにでも携帯できる長めのフランクリンバンドと、筋肉の緊張をとり、おかかえのマッサージセラピストもしてくれるフランクリンボール、そして自分の身体と頭脳さえあれば、フランクリンメソッドを使って心身を変えることができます。

フランクリンメソッドの学び場

フランクリンメソッドの学び場は、2種類あります。

エジュケーターワークショップ
フランクリンメソッド・プロフェッショナルトレーニングを修了した公認エジュケーターによるエジュケーターワークショップ。
全国各地で単発、あるいはシリーズで展開しています。

内容に関してはこちら
スケジュールはこちらから。

プロフェッショナルトレーニング

フランクリンメソッド独自のムーブメント教授法を身につけ、その教授法を使ったティーチングを目指す方のために、プロフェッショナルトレーニングがあります。

こちらは合計23日間、5つのモジュールに分かれており、約10ヶ月間にわたってフランクリンメソッドを身につけていきます。

内容、スケジュールに関してはこちらから。

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