ダイナミック・ニューロコグニティブ・イメジェリー(DNI™)、『動的神経認識イメジェリー』は、イメジェリーに基づいた、ムーブメントと姿勢コントロールの再教育のための、包括的なメソッドです。
DNI™は、解剖学的構造、位置、からだの生体力学に加えて、動いている際のからだの各部位の空間的、機能的関係性に、参加者の目を向けやすくする様々なイメジェリーのメソッドと、段階を追ったムーブメントのエクササイズを用います。
このように、ムーブメントの質を高め、からだの各部位の動きを最高にするために、観察し、考察し、より深まった解剖学的理解を使うことを、参加者は習得します。(例えば、骨盤と下肢が介在する本来の歩行のありかたの理解を促進するために、骨盤の位置を知り、骨盤を形成している骨どうしのカウンターローテーションの動きを認識する、といったことです。)
DNI™は、ムーブメントの体験、解剖学的、生体力学的知識、ムーブメントに関連するイメジェリーのインプット、感覚的キューイング、固有受容感覚、セルフトーク、セルフタッチを統合します。DNI™は、エリック・フランクリンが開発したフランクリンメソッドを構成し、かつ臨床体験、研究活動の結果によってアップデートされ、さらに進んだ革新的、学術的な用語です。
現在において、DNI™は、スポーツ、ダンス、日常動作に用いることができるイメジェリーの使い方を習得できるシステマティックなアプローチを参加者や生徒に提供する、唯一の包括的なイメジェリートレーニングです。このように、DNI™はヨガ、ピラティス、フェルデンクライスをはじめとした全てのムーブメントのテクニックやエクササイズの分野に適用が可能です。また、DNIはティーチャーズトレーニング(日本タイトルはプロフェッショナルトレーニング)で習得可能な 唯一の資格取得のアプローチで、本トレーニングの講義は専門のティーチャートレーナーが担当しています。
18名の大学生のダンサーを対象とした科学的研究において、DNI™の訓練はダンスムーブメントのパフォーマンスの生体力学的およびクオリティの向上が見られ、13名の大学生ダンサーはジャンプの高さが飛躍的に伸びたという結果が出ています。また、3日間のDNIのインテンシブトレーニングの後、複雑なダンスのムーブメントであるデヴェロペにおけるレッグリフトの高さを測定した結果、34名の大学生ダンサーが向上したという結果も得ています。また、このトレーニングは同時に、(対象者に統一された質問事項を投げかけることによって)イメジェリーの能力も向上したことがわかっています。