学べるトピック

エジュケーターワークショップのトピック例

エジュケーターワークショップは、フランクリンメソッドに初めて触れる方や、ご自分のためにフランクリンメソッドを学びたい方向けの単発のワークショップです。
ワークショップは、全国各地で活躍しているフランクリンメソッド公認エジュケーターが教えています。

各エジュケーターのバックグラウンド、得意分野によって切り口やフォーカスするポイントは異なりますが、代表的なトピックは下記のようなものがあります。

今後のワークショップの予定は、こちらからご覧下さい。

1.全ての動きの基本となる骨盤力

からだの中心にあり、バランス、姿勢、呼吸など全てに大きな影響を及ぼす『骨盤力』。骨盤の構造と動きを立体的に理解し、動きのなかで骨が連動するボーンリズムを知ることによって、自分のからだに意識を向け、現状を認識し、よりよい使い方を学びます。
股関節、腰部と骨盤との正しい動きを体現し、よりよい姿勢をつくるというのはどういうことかを理解します。また、骨盤のよりよい理解の日常生活の立ち座り、歩行、ムーブメントへの統合のしかたを学びます。

2.首のリラックス、肩の解放

現代社会を生きる私たちのほとんどが肩や首の凝りや痛みを体験していますが、リラックスした開放感のある状態はどうやったら手に入れられるのでしょうか。私たちの肩甲帯が四つ足動物だったときからいかに進化したかを知ることは、健やかな肩、首のために有用です。緊張を解くと、心理にまで影響を及ぼすこと、その理由も興味深いものがあります。肩はもともとどのように動くようにできているかを知り、現状と比較してリラックスした肩と首で毎日をすごしましょう。

3.安定性と可動性のために膝の構造と靭帯を知る

膝は柔軟性を維持しながらからだの重みを支える必要があります。この2つのニーズを満たすために、膝は可動性のあるソケットや、様々な軟組織のしくみを持っています。膝のボーンリズム、半月板や膝蓋骨の動きを知ることは、膝の機能と設計についてより明確な理解をもたらします。多くの膝の問題は、アラインメントが不適切なまま使いすぎることで発生します。立体的な膝の動きをイメージし、健やかで滑らかに動く膝を目指しましょう。

4.効率的なエクササイズのために足を知ろう

足が持つ二つの相反するはたらきを理解し、いかに強靭かつ柔軟な足をつくれるかを体験します。いかに足の使い方が骨盤や背骨のはたらき、歩行に関わっているかを探求します。私たちは1日1万歩も歩きますが、よく歩くということはどういうことかを十分理解できていません。ダイナミックなベースができると、からだの動きが安定し、歩き方が弾みはじめます。

5.呼吸と横隔膜、肺の関係を知る

誰でも呼吸は大切だと言いますが、私たちのほとんどは呼吸のメカニズムをよく知りません。呼吸はどのほうに起こっているのか、よい呼吸とは何か、よい呼吸を何が妨げるかがわかることで、よりよい呼吸を目指すことができます。よい呼吸は私たちの生活の様々な側面、姿勢、心臓、消化、骨盤底、感情、エネルギーレベルなどによい影響を及ぼします。呼吸に関与する横隔膜、肺、胸郭の動きを知り、自分で行うことのできるイメジェリー、タッチ、ムーブメントエクササイズを行い、日々のよい呼吸を通じた健康を目指しましょう。

6.真のコアトレーニングのために大腰筋を知る

背骨と脚を体の前面でつなげる唯一の筋肉である大腰筋は、背骨の近くに位置し、長さがありサイズ的にも大きいため、生体力学的な効率の鍵となります。昨今のコアトレーニングで大腰筋が注目されている理由を、イメージを用いて理解します。大腰筋の緊張を解き、フラン腸腰筋全てを活性化し、バランスを取り、リリースします。骨盤のアラインメントが全く違って感じられるでしょう。

7.筋膜にはたらきかけるファシアサイズ

筋膜はからだの全ての構成要素を繋げ、包んでいますが、そのはたらきも多岐にわたります。ムーブメントにおいては、感覚受容、強度、柔軟性、安定性、耐久性、弾性などに関わっています。フランクリンメソッドの筋膜へのはたらきかけは、これらの様々な特性に対して適切なアプローチが統合されているため、非常に有用です。立位のムーブメントの連続であるファシアサイズをはじめ、フランクリンボール、フランクリンバンドも用いたエクササイズがあります。

8.FMボールとFMバンドを使ったエクササイズ

楽しく、フリースタイルの全身を使うエクササイズトレーニングですが、特定の部位をターゲットとした働きかけも可能です。例えば背骨、胸郭、腕、脚、足、コアトレーニング、筋膜リリース、などをを動きながら行います。テニスボールより一回りほど大きいフランクリンボールと、畳むと和手拭の半分ほどしかない3m弱のフランクリンバンドは持ち運びしやすく、スタジオの片隅のバスケットに参加者全員分の用具が収まるコンパクトさが重宝がられています。

フランクリンメソッドは特定のエクササイズのフォームを教えることが目的ではなく、そのベースをつくるものなので、どんな種類のエクササイズや運動をしている方でも行う価値があります。フランクリンメソッドで学んだ全ての基本的な動きの理解を体現する訓練を、ボールやバンドを使って緊張を解き、レジスタンスを提供し(抵抗をつくる)、固有受容覚の刺激を与えつつ、強度、柔軟性、バランス、アラインメントを高めます。

ファンクショナルトレーニング(日常動作の機能を高めるトレーニング)の前提であるフリースタンディング(立位中心)のエクササイズができ、強度や頻度、エクササイズ内容のコンビネーションを自由に組み替えられ、室内、屋外で、また一人でも、グループでも楽しく行えるのがフランクリンボールとフランクリンバンドを使ったエクササイズです。

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