筋肉が収縮するとき、筋肉が骨を引っ張って関節が動くと思っていませんか？
筋肉の線維が力を伝達し、結合組織を介して、筋膜を、そして腱を引き、骨が動きます。筋線維そのものが骨を動かしているのではありません。筋膜は体の中で途切れることなくつながり、様々な組織の間に滑りを与え、動きを助け、安定をもたらし、力の伝達をする大切な役割を持っている、いわば体の中を張りめぐるネットワークなのです。
筋膜のつながりによって、筋肉どうしが会話し、つながることによってより力を発揮し、体全体の動きを調整してくれるのです。このワークショップでは、筋膜の働きを理解し、つながりをイメージし動くことで、動きのくせに気づき、バランスのとれた姿勢や、自分の望む動きにつなげていただければと思います。